株高と円安がかなりのハイピッチで進んできたので、ここでの調整はむしろ当然であり、その期間と調整幅が妥当でさえあれば、今は『バーゲンセール』という見方も出来ると思います。
キッカケは、米「サブプライムローン問題」。
あまり詳しくない方のために、問題の本質をざっくりとおさらいしておきましょう。
米国内は好景気を背景とした住宅ブームが続き、需給バランスから宅地価格が上昇するという、いわば土地バブルが起きていたことが、事態の背景にあります。
従って、年収や信用力が低く、通常の住宅ローン(これをプライムローンといいます)は借りられない層に対しても、米銀行は不動産担保価値の上昇を見込んで、プライムよりも高い金利でこぞって融資を進めたんですね。
「サブプライム」の名前はここから来ているんです。
加えて、一定期間が過ぎると返済額が急増するというステップアップ型になっていたことから、当然その段階で多くの返済不能=不良債権が発生し、担保投売り→宅地価格下落→金融機関の損失拡大という、どこかでみたような負のスパイラルが生じています。バブル崩壊の現象そのものですね。
問題は、金融機関がローン債権を証券化し、高利回り金融商品として世界中の投資化に販売したということと、その損失が金融機関に与える影響の大きさの不明確さゆえに、世界の金融市場が動揺し、一斉に手仕舞いして様子見に入っていることだと思います。
加えて、その損失穴埋めに日本の株で益出しをしている為、東証が大きく値下がりした、ということです。
日本でも野村證券が、その損失額を公表したとたん、同社の株価が上昇したように、実態さえわかってしまえば市場の動揺は収まるはずです。
要するに、
米国発不動産バブル崩壊+金融商品の高度化+過剰流動性+市場の疑心暗鬼=サブプライムローン問題
という方程式になっているのではないでしょうか。
以前、NYダウが14,000ドルを突破したとき、調整は▲10%以内に収まる強いトレンドにある、と書きましたが、今回もどうやらその範囲で収まりそうです。とすれば、上昇トレンド自体は変わりなく、むしろ一時的なバーゲンセールと考えてもいいのではないでしょうか?
日本で言えば銀行株が明らかに売られすぎです!
確かに第1四半期決算の内容はパッとしませんでしたが、特に問題が起きているわけでもありません。
ここは仕込みの好機!ではないでしょうか
